前日に続き、岡山は安定したドライコンディションに恵まれた。今年は桜の開花が早く、サーキット周辺もはや葉桜になってはいたが、来場した多くのファンの熱気によってサーキットは活気にあふれた。

決勝レースを前に、オープニングセレモニーやウォームアップ走行、そしてスタート進行が行なわれ、徐々に緊張感が増してくる。昨年は雨で中止となった岡山県警によるパレードラップも実施され、午後1時20分に82周にわたる300kmレースが幕を開けた。
No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTのスタートドライバーを努めたのは、山本選手。2コーナーで前方の16号車PRELUDE-GTを仕留め、7番手にポジションアップ。その勢いで次は39号車Supraを追い立てる。だが、パッシングポイントの少ない岡山では思うように逆転のチャンスが巡って来ず、またクルマとしても思うようにペースアップできず、その後は前方を猛追の一方で背後に迫る16号車の動きも意識しつつ周回を重ねた。


気温25度、路面温度39度のコンディションは、前日の予選に対し、路面温度が高い状態。そんななか、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTは戦略としてライバルに先んじてのピットインを敢行、アンダーカットによるポジションアップを狙った。7位走行中の29周終わりで山本選手がピットへ。給油、タイヤ交換を行ない、待機していた牧野選手へとスイッチする。これを見た他車も、1台また1台とピットに帰還。コース上の位置関係や各車のギャップに変化が現れたものの、48周終わりで全車両がルーティンワークを終えた時点でNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTのポジションは7番手と、残念ながら変化を生み出すことができなかった。
それでもなお、牧野選手は果敢に攻めの走りを続けたが、終盤は前後車両とのギャップも大きく、ほぼ単独状態に。このまま82周のチェッカーを受け、No.100 STANLEY HRC PRELUDE-GTは2026年シーズンの初戦を7位で終えている。


次戦は富士スピードウェイで迎える3時間レース。PRELUDE-GTで戦う初の長時間レースに向けてしっかりと事前準備を行ない、万全の体制で臨みたい。



開幕戦は、予選からひとつポジションを上げてレースを終えました。去年まで得意としていた追い上げパターンがうまくいかず、不本意な結果で終わりました。次の第2戦まで時間があるのでゆっくりと原因を解析しながら、富士では全力で戦えるよう準備していきたいと思います。
今回のレースにおける戦略のひとつにミニマムでのピットインがありました。スタートで1台を抜いたあと、さらにポジションをアップしようとしましたがなかなかペースが上がらず、状況を打開するためにあのタイミングでピットインし、牧野選手へと繋ぎました。後半に向けてペースを守っていたこともありますが、それ以上にペースを上げようと思ってもその余力がなかったという感じでした。結果として防戦一本の戦いになりました。
結果としてホンダ勢のなかでもトップでレースを終えることができませんでしたが、事前に検討がついているところ/それ以外のところ、それぞれ改めて見直す部分が多く見受けられたレースでした。
次の3時間レースに向けては、開幕戦以上に差をつけられることなくトップ争いをしたいと思います。まだウェイトも積んでいるとはいえないし、上位進出を狙ってチームと一緒に頑張ります。
決勝でのピットインのタイミングですが、引っ張れる状態であれば引っ張ろうという話もありました。そのなかでペースとして他車と比べてもあまり良くなさそうだったこともあり、それならアンダーカットしようということで、早めのピットインを行ないました。ただ、結果としては自分たちが思っているトラックポジションに全然戻ることができなかったですね。
次の富士でクルマの状況が大きく変わるということはないと思いますが、開幕戦を戦うなかで、クルマのセットアップをはじめとしたところでまだまだ伸びしろはあると思います。チームと一緒に出来る限り頑張りたいと思います。