今年4月に開幕したSUPER GTも早いもので今大会が6戦目。シーズンを通して適用されるサクセスウェイトが次の第7戦から半減されるため、フルウェイトでの戦いは今回が最後となる。終盤戦にかけてシリーズ争いを少しでも有利に持ち込むためにも、このSUGOで好戦したいところだ。
予選日のSUGOは早朝から雨模様。だが、長くは降らず、公式練習中はウェットからダンプ、そしてゆるやかにドライアップするコンディションでの走行となった。山本尚貴選手と牧野任祐選手が定期的に交代する形でセッションは進み、セットアップとタイヤの見極めなど一連の作業を進めたが、今ひとつフィーリングが優れずしばし模索が続く。そのなかでセッション終盤に設けられたGT500クラス専有走行には牧野選手がアタックシミュレーションを行なうと1分10秒798のタイムをマーク、7番手につけた。
午後からの予選に向けて、チームは改善に着手。気も新たに牧野選手がQ1に出走し、コースインした。だが、依然としてバランスが悪く、良いフィーリングが得られず。コントロールもままならない状態であったため、牧野選手はペースダウンしてピットにクルマを戻し、残念ながら15番手で予選を終えた。
気になる不調の原因がはっきりしないままセッションを終了したチームクニミツ。時間が許す限り徹底的に見直しを行ない、翌日の決勝に備えることになった。
