チームクニミツ

2025 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJI GT SPRINT RACE2

ROUND4

2025 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJI GT SPRINT RACE

予選日:2025年08月02日決勝日:2025年08月03日
サーキット:富士スピードウェイ 天候:決勝レース2(予選):晴/ドライ  決勝レース2(決勝):曇/ドライ順位:決勝レース2 公式練習:11位 予選:13位 決勝:12位

 8月2、3日、静岡・富士スピードウェイにおいて、SUPER GT第4戦「FUJI GT SPRINT RACE」が開催された。今回は、各日にスプリントレースを開催するという新たな試みの一戦。チームクニミツでは2日・土曜日のRace1に牧野任祐選手、そして3日・日曜日のRace2には山本尚貴選手が参戦した。

 2日目のRace2は、GT500クラスによる50分の時間レースとして開催され、山本選手がNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのステアリングを握った。

 初日よりもやや薄曇りの朝ではあったが、気温29度、路面温度40度、湿度が高く蒸し暑さを感じるなかで、まず公式練習がスタート。山本選手はGT500クラスの専有走行時に自己ベストタイムを更新し、1分28秒476のタイムで11番手につけた。

 公式練習からおよそ2時間後の午前11時30分、GT500クラスの予選が始まる。10分間の計時予選だが、各車コースインし始めたのは、残り時間5分前後のタイミングだった。気温33度、路面温度49度のなか、山本選手は1分28秒683をマークし、決勝は13番手からスタートを切ることとなった。

 Race2は、GT300、GT500両クラスが単独でのレースを開催するため、GT500クラスの決勝スタートは午後4時50分。普段のシリーズ戦と比較しても、ずいぶんと遅い時間での幕開けとなる。気温は29度まで下がり、また路面温度も38度と朝の専有走行よりかなり低いコンディションになった一方で、上空がにわかに曇りはじめ、灰色の雲に覆い尽くされた。

 フォーメーションラップ2周後に50分間レースがスタート。チームによって選択したタイヤの違いもあってか、山本選手はオープニングラップで最後尾にドロップ。だが、タイヤが発動しはじめると、前方車両に迫り、逆転を果たす。レース序盤は混戦模様が続き、自身のペースを確保するのが難しい状態。さらにレース折り返しを迎えると、タイヤパフォーマンスの影響か、各車のペースが乱れ始め依然としてコース上は混戦が続いた。

 終盤、眼の前を走る車両を追い立ててチェッカーを目指した山本選手だったが、惜しくも逆転には至らず、13位でフィニッシュ。しかし、前方の車両がタイムペナルティを受けたため、最終結果は12位となっている。

 レースウィークを通して、車両別の戦略が明確となり、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTとしては、かなり厳しい戦いを強いられた第4戦富士。チームはつねに出せる力を存分に引き出して奮闘したが、願う結果を手にすることはできなかった。今大会後のランキングは依然としてホンダ勢トップではあるものの、5位に降格。続く鈴鹿戦まで3週間とインターバルも決して存分ではないが、戦う態勢を整え、新たな気持ちで臨みたい。

小島一浩監督

 Race1は序盤に他車との接触もあり、うまくスピードが出せない展開となりました。原因を探してクルマを見直し、Race2に挑みたいと思っていました。天候の不安もありましたが、うまく合わせ込んで臨めたらと思っていました。しかし、残念ながらRace2ではポイントを獲ることができませんでした。

 今週末は、僕らが想像していたよりかなり厳しい結果となり、ホンダ勢全般に低迷した週末でした。月末の鈴鹿戦が迫りますが、限りある時間のなかでチーム全力で取り組みます。鈴鹿ではレースの最後にみんなで笑えるようにがんばります。