酷暑の鈴鹿、粘りある走りでタフな戦いを乗り切れ!
2ヶ月のインターバルを経て開催された前回の富士戦。予選、決勝ともにシーズンベストの結果を残したSTANLEY TEAM KUNIMITSU。山本尚貴、牧野任祐両選手がNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTを巧みに操り、真夏の富士戦において奮闘した。これにより、シリーズランキングはホンダ勢トップの2位へ。チームとしてできうる力をしっかりと引き出した戦いでもあった。
現在、厳しい暑さが居座る日本列島だが、次の舞台である鈴鹿サーキットもまたタフなコンディションでの戦いになりそうだ。連日猛暑日が続いているだけに、晴天のレースウィークともなれば酷暑のなかでのパフォーマンスが求められる。タイヤとクルマとの的確なマッチングを見出し、予選、決勝へと臨まねばならない。
なお、今大会からは予選方式が改定される。今シーズンは、第4戦まで予選日の公式練習から決勝スタートまで装着可能なタイヤは1セットに限定されていたが、予選での1セット制限が廃止に。予選で使用するタイヤを事前にマーキングするため、結果として各ドライバーがニュータイヤを装着できることになった。加えて、決勝スタートで使用するタイヤは、従来のように予選後に抽選で決定するなど一部規定に変化が見られる。事実上、決勝に向けてタイヤを温存することに重きを置く必要がなくなり、各ドライバーは予選でのタイムアタックに集中しやすくなると思われる。山本、牧野両選手の渾身のアタックにも注目いただきたい。
鈴鹿では第4戦までの獲得ポイントにより、74kgのサクセスウェイトを搭載するNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。燃料流量リストリクターでの調整を受けるため、ライバルよりもさまざまな”制約”があるなかでの戦いとなる。だが、シーズン2度目の350km、そして酷暑の鈴鹿に向け、チーム一丸となって最善を尽くす所存だ。