最終決戦はNSX-GTでのラストランに
第7戦オートポリスでは、牧野任祐、木村偉織両選手による初陣の戦いを無事に終えることとなったチームクニミツのNo.100 STANLEY NSX-GT。ついに、今シーズンの最終戦が、栃木・モビリティリゾートもてぎにおいて開催される。
第6戦SUGOでの大きなアクシデント後、車両修復が急ピッチで進められた中で迎えた第7戦オートポリスでは、予選では見事にQ2まで駒を進めて決勝に臨み、9位入賞。メカニックはじめドライバー、チーム全員の力を集結させたチームクニミツらしい戦いを披露したといえる。
最終戦ではこれまで搭載してきたサクセスウェイトがなくなり、開幕戦同様のノーウェイトでの戦いが待っている。季節が晩秋に向かう中、レースウィーク中の天候を予測しながら、綿密な準備を進めていくことが重要になる。
昨年、3年ぶりに最終戦の舞台へと戻ったもてぎは、コースレイアウト中盤に中低速コーナーが連続する一方、ストップ&ゴーによるタフなブレーキングを要するコーナーがレイアウトされた難しいコース。抜きどころが少ないと言われるだけに、決勝グリッドの好位置獲得を求め、予選から白熱の戦いが繰り広げられることだろう。
最終戦を前に、ドライバーランキングでは牧野選手が9番手につけている。最終戦で結果を残し、ランキングアップを目指すのは言うまでもない。そして、今大会がNSX-GTのラストランになるため、ドライバーはもちろん、チームスタッフもこれまでの様々な思い出を胸に、有終の美を飾れるよう、尽力してシーズン最後の戦いに臨む。