シーズン後半戦へ! 巻き返しを狙う一戦に

第3戦マレーシア、第4戦富士と、昨シーズンまでと趣向の異なるレースが続いたSUPER GT。次なる第5戦は8月23〜24日、三重・鈴鹿サーキットを舞台として、300kmの戦いに挑む。
昨シーズンはシーズン中に2戦開催された鈴鹿だが、マレーシア戦の復帰に合わせ、1戦に。ホンダの”お膝元”のサーキットでもあるだけにやや寂しさもあるが、チームクニミツとしては、そのホームサーキットでしっかりと成績を残したいところだ。
ノーウェイトのスプリントレースとして開催された前回の富士戦では、チームとしての強みを思うように活かせず、十分な戦績を残すことができなかった。当然のことながら存分なポイント加算もかなわず、ランキングも5位に。ホンダ勢としてはトップをキープしてはいるものの、当然ながらそれで満足のいくチームではない。まだ達成できていない優勝を目指し、準備を進めることになる。

再び、スタンダードなレギュレーションへと戻るなか、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTには52kgのサクセスウェイトが適用される。ただし、ウェイトが50kgを超過したことを受け、燃料流量リストリクターが1ランク下がり、車載のウェイトは35kgになる。クルマのセッティングやレースウィーク中に装着するタイヤ選択等、綿密なシミュレーションが必要になってくるが、そこはチームの実績を存分に活用し、準備を進めていきたい。
今夏は日本各地で例年以上の酷暑に見舞われており、レース開催時も厳しい暑さになる可能性が極めて高い。さまざまな”不確定要素”を意識して戦うのがレースではあるが、天候も手強い要因になりそうだ。そのなかで、山本尚貴、牧野任祐両選手に存分なパフォーマンスを発揮してもらい。タイトル争いに向けて再び弾みをつけていきたい。
