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ROUND -3 2016 AUTOBACS SUPER GT Round3 ツインリンクもてぎ
序章
 11月11日から13日にかけ、栃木県・ツインリンクもてぎにおいてSUPER GT「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。まず、土曜日には、5月に開催予定だったオートポリス戦の代替レースとして「第3戦もてぎ」が行われ、TEAM KUNIMITSUのNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは予選4位からスタートを切ったが、厳しいコンディションに苦戦。だがその中でも粘りの走りを見せ、10位入賞を遂げた。

 前回の第7戦・タイからほぼ1ヶ月。最終イベントは第3戦、第8戦の2大会を3日間のスケジュールで行なうという、極めてタフなスケジュールで進行されることになった。このため、まず初日11日には、午前と午後の2回に分けて、公式練習を実施している。

午前の公式練習では、前戦までの獲得ポイント×1kgにて換算したハンディウェイトが車両に搭載された状態で走行。ところがあいにくの雨模様、しかもかなりの本降りとなり、満足のいく走行はできず。さらにクラッシュが発生し、赤旗が度重なった。結果、午前の状況を踏まえ、午後のセッションが時間延長に。このセッションでは、第8戦を想定したノーウェイトでの車両を走らせ、雨量が減る中でタイヤの確認等を行なうチームが多く見られた。


予選:
 土曜の早朝、霧が広がったもてぎ上空も、次第に天候が回復。青空が一面に広がる小春日和に恵まれる。オープンピットからすでに多くの観客が来場、否が応でも最終ラウンドに向けてのテンションが高まってくる状況となる。

第3戦の予選として用意された時間は15分。しかも公式練習ナシのぶっつけ本番。前日は終始ウェット、そしてこの日は日差しはあっても路面はまだ濡れているという、先読みするのが極めて難しい中でのアタックが始まろうとしていた。
No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTのアタッカーを担当したのは、山本尚貴選手。他車の中にはドライタイヤを選択し、コースへ向かう姿もあったが、山本選手は硬めのウェットタイヤを装着し、アタックを開始する。ゴムの発動まで若干の時間を要したが、途中、急激にフィーリングが向上。山本選手からは、ピットに戻らずアタックを続けるという意思表示が無線を通じて届いた。結果、ラストアタックで1分46秒126をマークし、4番手を獲得。セカンドローから第3戦決勝を迎えることになった。

アタックを終えた山本選手は、「日差しが出始めていたので、最初はウェットの方が有利でも、ドライで走り続けていれば、最後にドライでのタイムが上がるかも、という考えもあったので、ギリギリまでタイヤ選択に悩んだ」と予選を振り返った。

「最終的には硬めのウェットを選びましたが、温まりがかなり悪く、硬めのチョイスが裏目に出たかも…と思っていたら、急にグリップが出始めました。なので、残り時間などを無線でたずね、クールダウンを一度して、その後改めてアタックしました。それがうまく行った」と、好判断だった内情を明かした。さらに、午後からの決勝に向けて、「出来得る限りのことはできたので、決勝はドライタイヤでのぶっつけ本番になりますが、クルマの素性や持ち込みのセットがかなり重要になってくるぶん、おもしろいレースになると思うので、うまくコントロールして戦いたい」と意気込んだ。


決勝
 第3戦の決勝は午後1時10分に号砲。No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは表彰台を目指して53周の戦いに挑んだ。なお、午後に向けて天候が大幅に回復。完全なドライコンディションとなり、決勝直前に行われたウォームアップ走行では、各車がセットアップなどを再確認する作業に追われていた。

 53周の戦いでスタートを担当したのは、山本選手。クリアスタートを切り、ポジションをキープしたままオープニングラップを終える。前車に追随する形で周回を続けるが、タイヤが温まったあとも、思うほどペースアップする気配がなく、逆にラインが落ち着かない状態。タイヤグリップが低下したこともあったが、それ以上に懸念材料のひとつでもあるピックアップが発生。これで本来のペース確保が難しくなった。

そこでチームでは現状の打開を目指し、20周終了でルーティンワークを実施。山本選手から伊沢拓也選手へとスイッチする。No.100RAYBRIGNSXCONCEPT-GTの足下には、より多くの周回数を担当することから、山本選手が装着していたタイヤよりもハード寄りのものが選択され、第2スティントの戦いが始まった。

ところが、実際にはドライバーやチームが期待したほどの変化が見られるところまでには至らず、伊沢選手はピックアップを意識しながらの走行を強いられることに。クルマ本来のポテンシャルはもちろんのこと、攻めの走りを 導くには非常に厳しい状況下での戦いを続けることになった。

それでも、伊沢選手は最後まで諦めることなく粘りある走りを披露。10位入賞でフィニッシュ、1ポイントを計上することに成功した。日曜日には、2016年シーズン最後の一戦を控える今大会。集大成の戦いに向けて、あらためて士気を高めたのは言うまでもない。


高橋国光総監督
路面コンディションの変化なのか、またタイヤに悩まされました。今回は、予選の結果が良かったぶん、みんな期待をしていたのですが、本当に悔しいです。応援して下さる方にも申し訳ないレースになりました。そんな中、ホンダ勢の中でトップは獲れましたが、本来の良い部分が出せず、残念です。もてぎは、ホンダファンが多いので、もう少しいい結果でレースを終わらせたかったですね。今日の結果を踏まえ、明日にいいところを引き出せるような展開ができればいいと思っています。




山本尚貴選手
決勝前のウォームアップを含め、レース序盤のフィーリングとしては、バランスも決して悪いものではありませんでした。なので、順位も上げられるかと期待していたのですが、次第にピックアップが出始め、ペースが落ちました。

まず、リアのグリップがなくなり、ブレーキが行けなくなり、今度は300クラスが絡み出したら、余計にタイヤカスが取れなくなって…。結果、もう後ろのクルマを押えるだけでいっぱいでした。ちょっとツラいレースになってしまいました。今シーズンは散々ピックアップに悩まされてきましたが、最後の最後まで解決できないままです。今日の結果を踏まえ、明日のレースをどうするのか、なんとか打開案を探って最後のレースをみんなでがんばりたいと思います。


伊沢拓也選手
自分のバトンを受けた順位から下げてしまったのが悔しいですね。今年1年間、このようなレースばかりで、またしてもタイヤのピックアップ問題に悩まされました。自分でもどうにかしたいとがんばってはいるのですが、ペースをあげられず、あまり言葉が見つからないですね。

明日、最後のレースがあるので、ここから諦めず、もうちょっとなんとかしたいなと思います。今日はまずソフトタイヤでスタートし、僕のスティントのときには、持ち込みの中で一番硬いタイヤでスタートしました。それでもピックアップが出たので、選択したタイヤに原因があるとも思えないですね。とにかく、状況を改善したいので、最後まで諦めずに気持ちを入れ替えて、明日もがんばります。




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